イタリア③ ローマ(前編)
フィレンツェからローマへの移動も高速列車を利用します。ドイツやウィーン同様、駅には改札がなく変わりに打刻機と呼ばれる物があります。ここに乗車券を差し込んで打刻する事で有効化するわけです。なので、打刻し忘れたり打刻機が壊れていて打刻されてないと、例え乗車券を持っていても無賃乗車として扱われるので注意しましょう。僕たちは自宅で印刷したeチケットだったので、打刻不要でした。
日本と違って乗車ホームが低い為、車内には階段が数段あります。そこで注意なのですが、入り口を塞ぐようにジプシーの女性が立っていたら、別の車両から乗るか彼女たちを追い払いましょう。なぜかというと、なかば強引にスーツケースを取られ、たった数段の階段上まで運ぶだけでチップを要求してきます。僕は知らずにうっかりスーツケースを渡してしまいましたが、サンキューと言って足早に客車に移動しました。Sir!と連呼していましたが、客車の中までは追ってきません。
他にも後述しますが、イタリアは日本に比べるとかなり治安が悪いので注意が必要です。
そんな残念な部分はありますが、長年夢見たヨーロッパ鉄道旅はリアル「世界の車窓から」でテンションが上がります。程なく列車はテルミニ駅に到着しました。ちなみにテルミニは英語ではターミナル(終着駅)って意味です。
ローマの移動は地下鉄、トラム、バスと充実しています。ローマパスと呼ばれる乗車券を利用すれば、それらが乗り放題な上に観光地の優待が受けられるので、用途に応じて利用すると良いでしょう。
そして最初の目的地コロッセオに向かう為地下鉄のホームで電車を待ちます。したら、まるでスラムに来たかと思うようなスプレーで無残に落書きされまくった車両が到着しました。治安の悪さを象徴しています。
最も警戒しなければいけないのがスリ!小学生の団体が目の前でスリを働いていました。幸い相手の方は貴重品を入れていなかったようで、何も盗られなかったようでした。とにかく油断禁物、貴重品はしっかり守りましょう。
そんなこんなでコロッセオにやってきました。
もともとのフォルムはどこから見ても同じ円形の闘技場だったそうで、そのように復元しようなんて話がありますが、僕的には現在の形状の方がしっくりきます。ここでも気をつけなければいけないのが押し売り。「ナカタ」とか親しげにサッカー選手の名前を言いながら寄ってくる人がいたら速攻で距離を取りましょう。事前にネットで調べていたので事なきを得ましたが、彼らはミサンガを勝手に付けてきてお金を要求するそうです。拒むと強面の人が出てくるのだとか。せっかくのイタリア旅行、不要なトラブルは避けたい物です。
そしてコロッセオに入ります。中はグランドになっているかと思いきや何やらゴチャゴチャしています。コロッセオを知らない人はいないと思いますが、その内部がどうなっているかはあまり知られていないのではないでしょうか?
コロッセオに行ったら併せて立ち寄りたいのがフォロ・ロマーノ。テルマエロマエのロケ地としても利用された古代遺跡です。
結構広くて見応えありですが、写真あまり撮っていなかったみたいです💦
ちなみに先に紹介したローマパスを持っているとコロッセオやフォロ・ロマーノを含む色々な施設の内二つの施設が無料で入れます。どこが対象かは最新情報を要確認です。
ローマ滞在に一番時間をとったのですが、スケジュールはパツンパツン。急いで真実の口に向かいます。あまりアクセスが良くないので、割と徒歩。観光バスで訪れる人が多いようで、沢山の人が並んでいました。現地ツアー利用が便利かも。
無料ですが募金箱が置いてありますので、いくらか小銭を入れておくと良いかと思います。
真実の口ってもともとマンホールのフタだったって知ってました?ってかデカくない?
口コミで評判のお店でディナー。お店の名前覚えて無いけど💦
旅の疲れなのか、ビールが強めなのかアルコールの回りが早い。僕はカルボナーラ、妻はトマトソースを注文。美味しかったけど、ペンネより普通のスパゲティの方が好みです。