名古屋本丸御殿
都市ブランドイメージ調査という全国主要8都市を対象に行われる調査において、最も魅力に欠ける都市という不名誉な烙印を押されている名古屋ですが、その現状を打破する起爆剤の一つとして披露されたのが本丸御殿です。
名古屋城天守閣とともに空襲で全焼し、その後天守閣は鉄筋コンクリートで復元されましたが、本丸御殿は長い間手つかずのままでした。
幸いにも空襲のリスクを考慮して、事前に実測図や襖などの運び出せる物は別の場所に保管して戦火を逃れたそうです。
そのおかげで、今日の復元工事が実現したわけですね。
こちらも近い将来木造建築として生まれ変わります。
入り口はこちら。
土足禁止なので靴は預けます。
建物に荷物をぶつけないように、リュック等は体の前に着用します。
名古屋は金ピカ好きと言われる通り、あちこちまばゆい金色に包まれています。
こちらは欄間。透かし彫りが見事です。
それほど期待していた訳ではないのですが、思いのほか見応えがありました。
復元というと歴史的価値という観点からは低く見られてしまうことは致し方ない所かもしれませんが、名古屋を訪れる際は立ち寄って損はないかと思います。
陽明門や金閣寺のように、復元であってもいつかその価値が広く認められる日が来るといいですね。
ちなみに訪れたのは10月なのですが、この日は無料開放日でした。
例年10月の第2日曜日くらいに、名古屋城、東山動植物園、美術館、博物館等の市の施設が無料開放される日があります。節約して観光が楽しめますので、オススメです。その際の移動には土日祝日と毎月8日の地下鉄・市バスが1日乗り放題になるドニチエコきっぷがお得です。